皆さん今月電気代いくらでしたか。私も色々調査しましたが、多い方で2万ほど上がっていると言っている方もいました。ニュースを見ていると2万以上も上がっている方もいるようですね。
一体なぜ高騰しているのか解説します。
電気代の仕組み
まず理由を説明する前に電気代はどういった構成で請求されるのかご存知でしょうか。
基本的には
電気代=基本料金+電力量料金+再エネ促進賦課金+燃料調整費
によって構成されます。
それぞれ説明していきます。
基本料金と電力量料金
基本料金は1契約ごとに発生します。
関西電力のオール電化の方であれば、基本料金1契約(10kvaまでの場合)¥2,200になります。
電力量料金は使った分に対して電気料金が決まっていきます。
関西電力のオール電化の場合は時間帯によって電気料金の単価が違います。
で以下のようになります。
- デイタイム(昼間時間 平日午前10時~午後5時)
- 単価は26.33(夏季以外)
- リビングタイム(生活時間 平日午前7時~午前10時と午後5時~午後11時の時間)
- 単価は22.89
- ナイトタイム(夜間時間 午後11時~翌日午前7時)
- 単価は15.20
(関西電力 はぴeタイムR 平日の場合)
色々書きましたがデイタイムにたくさん電気を使うのとナイトタイムで同じように電気を使うのとでは、単価がナイトタイムが安いので電気料金も安くなります。
電気料金を下げるためには、エコキュートはもちろん、予約の出来る家電は深夜に回して賢く使いたいですね。
再エネ促進賦課金とは
太陽光発電など固定価格買取制度で買い取られる再生可能エネルギー電気の買い取りに要した費用は、電気の使用者から広く集められる再エネ賦課金によってまかなわれています。再生可能エネルギーで発電された電気は、日々使う電気の一部として供給されているため、再エネ賦課金は、毎月の電気料金と請求されます。
つまりお隣さんが太陽光発電を上げており、売電した場合にその売電金額を太陽光を上げていない一般の人が支払っているという事です。
これは知らない方も多いのではないでしょうか。
燃料調整費とは
燃料費は経済情勢(為替レートや原油価格等)の影響を大きく受けることから、電力会社の経営効率化の成果を明確にするため、燃料費の変動を迅速に電気料金に反映させる制度です。
今回の電気代値上げの原因は燃料調整費の高騰によって高額請求されています。
下記のご契約の方は、燃料費調整における上限値がないことが原因なんです。
<ご契約の例 関西電力の場合>
はぴeタイム、はぴeタイムR、はぴeセット、eおトクプラン、eスマート10、時間帯別電灯等

ここに従量電灯Aがありません。オール電化でないアパートなどに住んでいる方は燃料調整費に上限があるんですね。
今後の電気代はどうなる
低圧のお客さまについては2023年2月分から2023年9月分の電気料金について、燃料費調整単価から1kWhあたり7円を差し引く形で、電気料金の値引きを実施いたします。と案内がありました。
国から電気・ガス価格激変緩和対策事業により補助が出るみたいです。
ただあくまでも一時的な対応で各電力会社も経産省に値上げの申請をしているよう。
一体どこまで電気代が上がるのか。今後も注目していきたい。
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