1ドル=150円台まで値下がりして、1990年8月以来およそ32年ぶりの円安水準となった20日の東京外国為替市場の円相場。
歯止めがかからない円安の背景に何があるのか。解説していきます。
目次
円安がここまで進む理由とは
金融緩和を続ける日本。インフレが止まらず、利上げをどんどん進めるアメリカの金融政策の違い、それに伴う日米の金利差の拡大が直接的な要因だといえます。
米連邦準備理事会(FRB)がインフレを抑えるため、当面は大規模な利上げを続けるとの見方が強まっている。日銀の黒田東彦総裁は円安への警戒感を示しているものの、金融緩和を維持する構えを崩していない。
11月にもFRBが11月の金融政策を決める会合で、インフレを抑え込む大幅な利上げを継続する方針を示すという見方が強まっている為、注目していく必要がある。
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